クリムト展とひつまぶし
昨日は愛知県まで小旅行。
芸術の秋、念願のクリムト展を見に出かけできました。
っと、その前に食欲の秋も。
店頭まで行き、まずは予約を。
熱田神宮正門からすぐ「あつた蓬莱軒」さん
席を確保して、予約時間まで熱田神宮をゆっくり散策。
参道は緑が濃く深く、厳かな気分になりました。
本宮には赤ちゃんのお宮参り、七五三、結婚式。
多くの、人生の節目を迎えた人々がそこにいました。
白いベビードレスの赤ちゃんの可愛らしさ、清らかさったら。
目にごちそうの後は
さぁ、いざ、ひつまぶし。
やっと会えたね、いただきます。
炭火焼きの香ばしさ、脂もあっさりとしてふわりとした食感。
ものすごい速さで箸が進みます。鰻ごはん鰻ごはん鰻ごはん、んんんー。
ふぅぅ。美味しかった。
充分な満足とカロリーでおなかいっぱい。
さぁメインの豊田市美術館へ。
クリムト展 ウィーンと日本1900
過去最大級のクリムト展だけあって、日曜日ということもあって、すごい数の人。
クリムトの黄金の甘美な作品も惹かれますが、この日は風景画がしみました。心の隙間に。
細やかな点描で表現された湖畔の風景。
↓これはポストカード。
日本初公開の「女の三世代」
↓のポストカード
背景に漆黒と銀の装飾、着物のような柄が重ね合うところに3人の女性たち
柔らかで丸みのある幼な子を抱く、白く透明感のある肌の若い女性。
老いやつれ、背が曲がった絶望の老婆。
誰もが抗うことができない「老い」。
この作品はいろんな感情が湧きおこります。
だからこそ、何度も見てしまう。
深い、クリムト。
この日、お宮参りの赤ちゃんの清らかさを尊いと感じたのは
この作品をみるプロローグだったのかなと思えてしまった。
食欲と芸術。ふたつを堪能した小旅行。
秋の良き一日でした。
- 2019.09.23 Monday
- 行ってきました。
- 22:07
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- by ひとまめ